ブログ
猫の体温は何度が正常?肉球・耳から肛門温の測定まで完全ガイド(シニア猫・夏の変化も)

猫の正常体温はおよそ 38.1~39.2°C で、人間より約1~1.5度高めです。そのため肉球や耳を触って「熱いな」と感じても、実は正常であることがほとんどです。猫の体温が本当に異常かどうかを判断するには、肛門温を測るのが最も信頼できる方法で、肉球や耳を触るのはあくまで大まかな目安にしかなりません。
猫後苑では、毎日お預かりやトリミングの猫たちに健康チェックを行っており、あることに慣れきっています。それは、飼い主さんが「今日はすごく熱い」と言う猫でも、実際に測ってみると正常範囲内であることが多い、ということです。この記事では、猫の体温の標準基準値、3つの家庭での測定法の信頼性、そしてシニア猫や夏の変化まで、まとめて分かりやすく解説します。
ポイントまとめ
- 成猫の正常体温は 38.1~39.2°C。39.5°C を超えると高め、40°C を超えたら早めの受診をおすすめします。
- 肛門温は家庭で最も正確な測定法で、次いで耳温(誤差は約±0.3~0.5°C)。肉球や耳を触る方法は「傾向」の判断はできても「数値」の判断はできません。
- 子猫は体温がやや高め、シニア猫や病気の猫は低めになることがあり、37.5°C以下(低体温) も発熱と同じくらい危険です。
- 夏の高温環境では体温が上がりますが、熱中症になると 41°C以上 まで急上昇し、口を開けてハアハア呼吸をしていたらすぐに冷やして受診が必要です。
- 韓国語の「고양이 체온」や簡体字の「猫体温」で検索しても標準値は一致しており、いずれも約38~39°Cの範囲を指しています。
猫の標準体温 数値表
まずは直接照らし合わせられる表をご紹介します。これは当店で実際に使っている判断基準でもあります。
| 体温範囲 | 判断 | 推奨される行動 |
|---|---|---|
| 37.5°C以下 | 低体温、異常 | 保温してできるだけ早く受診 |
| 37.5~38.0°C | やや低め | 経過観察、環境が冷えすぎていないか注意 |
| 38.1~39.2°C | 正常 | 対応不要 |
| 39.3~39.5°C | やや高め(運動や緊張の可能性) | 30分ほど落ち着かせてから再測定 |
| 39.6~40.0°C | 発熱 | 元気・食欲を観察、必要なら受診 |
| 40.0°C以上 | 高熱/熱中症 | 直ちに冷やして受診 |
ここで注意していただきたいのは、走り回った直後、キャリーバッグから緊張して帰宅した直後、体温を測る過程で暴れたとき などは、数値が一時的に0.3~0.5度ほど高くなることがあるという点です。当店で新しくお預かりする猫の体温をすぐに測らないのもこのためで、必ず先に落ち着かせてから測定します。
年齢による違い
- 子猫(生後4か月未満):体温調節能力が弱く、通常はやや高め。また環境の影響を受けて急激に下がりやすいです。
- 成猫:最も安定しており、38.1~39.2°Cに収まります。
- シニア猫(7歳以上):代謝が落ちて基礎体温が少し低めになることがあり、加えて腎臓や甲状腺などの慢性的な問題もあるため、体温の変動により注意が必要です。ご家庭がシニア猫なら、猫はなぜ腎臓病になるのかの早期サインも合わせて知っておくとよいでしょう。
家庭でできる3つの測定法:信頼性の比較
これがこの記事で最も補足したかった部分です。多くの発熱記事は「触って熱いか確かめる」ことしか教えてくれませんが、実はそれが最も不正確な方法です。実際の使用経験をもとに順位をつけてみました。
1. 肛門温(信頼性:★★★★★)
信頼できる数値を出せる唯一の方法です。 ペット専用の電子体温計を使い、先端にワセリンや潤滑剤を少し塗って、約1~1.5cmほどそっと挿入し、ピッと鳴るのを待つだけです。
当店では、一人が猫をそっと押さえ、もう一人が素早く測り、全工程を20秒以内で済ませます。初めて測る飼い主さんは緊張しすぎて、かえって猫を嫌がらせてしまいがちです。リラックスして、動作をきびきびさせたほうがスムーズにいきます。詳しい手順は猫の体温は何度で発熱?家庭での測定手順つきを参考にしてください。
2. 耳温(信頼性:★★★☆☆)
ペット専用の耳式体温計を使う方法で、肛門温よりずっと手軽ですが、誤差は約±0.3~0.5°C。さらに耳道の形、耳垢、測定角度などが結果に影響します。日常的な傾向を追う のに向いており、たとえば昨日より今日のほうが高ければ警戒すべきサインになります。もっと詳しく知りたい方は猫の耳が熱いのは発熱?をご覧ください。
3. 肉球/耳を触る方法(信頼性:★☆☆☆☆)
これは最もよく使われるのに、最も不正確な方法です。猫はもともと人間より体温が高く、しかも肉球や耳は放熱する部位なので、環境が暑いと熱くなります。それが発熱を意味するわけではありません。
触診で分かるのは「相対的な変化」だけです。普段からよく触っていて、いつもよりずっと熱く感じ、しかも元気がない場合は、体温計で確認すべきタイミングです。触っただけで結論を出すと、誤判断しやすくなります。
> 一言でまとめると:肉球で傾向を見て、肛門温で数値を見る。
夏の体温変化:正常な上昇 vs 危険な熱中症
夏は猫の体温も冬より少し高めになりますが、これは正常な環境調節です。ただし熱中症との境界には注意が必要です。
猫は主に肉球からの発汗と毛づくろいで放熱しますが、その効率は人間よりずっと劣ります。環境が蒸し暑く風通しが悪いと、体温が40~41°C以上まで上がることがあり、そのときには次のような様子が見られます。
- 口を開けて、犬のようにハアハア呼吸する
- 舌が赤くなり、大量によだれを垂らす
- ぐったりして、歩き方がふらつく
これらは熱中症の危険サインで、直ちに冷やして受診する必要があります。夏のケアの完全ガイドは猫は暑さが苦手?耐熱温度と熱中症の危険サインをご覧ください。
夏は飲水量にも特に気を配ります。水分が十分にあってこそ放熱に役立つからです。もしご家庭の猫の飲水量が少ないなら、流れる猫用給水器は飲水意欲を効果的に高めてくれることが多く、体温調節にも腎臓にも良い影響があります。
シニア猫の夏はさらに要注意
シニア猫は調節能力が弱く、夏は暑さを嫌がる一方でエアコンの風が直接当たると体温が下がりすぎる恐れもあります。温度が安定した一角を用意し、急な寒暖差を避けることをおすすめします。遠出をする際は、シニア猫を高温の中で一匹きりにするより、一定の空調管理がある猫のお泊まり環境を選んだほうが安心です。
受診すべきタイミングは?
体温はあくまで指標の一つで、全体の状態と合わせて見る必要があります。
- 体温が 39.6°Cを超えたまま 下がらない
- 体温が 37.5°C未満(低体温も同じく危険)
- 食べない・飲まない、隠れる、明らかに元気がない、といった症状を伴う
- 口を開けてハアハア呼吸する、けいれん、歩き方がふらつく
猫の座り方も手がかりになります。発熱時や具合が悪いとき、猫はよく香箱座りの姿勢でじっと縮こまっています。以上のような状況があれば、もうためらわないでください。全体的な発熱の判断や危険サインについては、私たちの柱となる記事をぜひ通してお読みください:猫が発熱したらどうする?正常体温・測定方法・危険サインを一挙解説。
注意:本記事は家庭でのケアの参考です。症状が続いたり悪化したりする場合は、必ず猫を動物病院に連れて行き、獣医師の診断を受けてください。
よくある質問
猫の体温は何度が正常ですか?
成猫の正常体温は約38.1~39.2°Cで、人間より高めです。39.5°Cを超えると高め、40°Cを超えたら早めの受診をおすすめします。37.5°C未満は低体温で、これも同じく危険です。
肉球が熱ければ発熱ですか?
必ずしもそうではありません。肉球や耳は猫の放熱部位で、もともと熱くなりやすく、環境が暑いとさらに顕著になります。触って熱いのは参考にしかならず、本当に発熱かどうかを判断するには体温計で肛門温を測る必要があります。
体温計がない場合、どう初期判断すればいいですか?
全体の状態を観察しましょう。元気、食欲、呼吸、活動量です。いつも通り食べて遊んでいれば、たいてい心配はいりません。明らかにぐったりして、隠れたり、食事を拒んだりする場合は、触って熱くなくても受診すべきです。
韓国語の「고양이 체온」で調べても標準値は同じですか?
はい。韓国語の「고양이 체온」でも簡体字の「猫体温」でも、正常範囲は約38~39°Cを指しており、台湾の獣医の判断基準と一致しています。
シニア猫の正常体温は低めになりますか?
シニア猫は代謝が落ちて基礎体温が少し低めになることがあり、加えて慢性疾患を抱えやすいため、体温の変動により注意が必要です。定期的に家庭で体温を測り、その子自身の基準値を作っておくと、変化を判断しやすくなります。
---
*本記事は猫後苑編集部が執筆し、猫のお泊まりやトリミングの現場でのケア経験をまとめたものです。飼い主さんの家庭での参考用であり、獣医師の診断や治療に代わるものではありません。*
每月一封,精選養貓照護、住宿美容小知識與新品,不塞爆你的信箱。
関連記事をもっと読む

猫の体温は何度で発熱?肉球や耳が熱いときの判断法と、自宅での体温測定手順つき
猫の正常体温は38~39.2℃で、39.4℃を超えると発熱とみなします。肉球や耳を触るのはあくまで参考程度で、本当に判断するには肛門で測るのが基本。この記事では自宅での測定手順を詳しく解説します。

猫の耳が熱いのは熱があるから?耳の温度、環境、危険なサインまで徹底解説
猫の耳が熱いのは、通常、体温調節による正常な反応であり、必ずしも発熱を意味するわけではありません。発熱を正確に判断するには、猫の全体的な状態を確認し、直腸温を測定する必要があります。この記事では、正常な状態と危険なサインを見分ける方法を解説します。

猫の体温は何度が正常?耳・鼻・肉球が熱いのは発熱?触って測る方法から危険なサインまで一気に理解
猫の正常体温は38~39.2°Cで、人より高めです。耳や鼻が熱いというだけでは発熱かどうか判断できず、唯一正確な方法は直腸温を測ることです。