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猫の体温は何度で発熱?肉球や耳が熱いときの判断法と、自宅での体温測定手順つき

猫の正常体温は 38~39.2℃ で、人間より高め。39.4℃を超えていなければたいてい正常の範囲内です。一方、39.4℃以上を測ったら発熱とみなし、41℃を超えると危険な高体温なので、すぐに動物病院へ連れて行かなければなりません。肉球や耳を触って「なんだか熱いな」と感じるのは、あくまで参考にとどめ、診断の根拠にはできません——猫の耳や肉球はもともと環境や活動によって温度が変わるものです。本当に体温を確認したいなら、やはり体温計で肛門温度を測る必要があります。
重要ポイントまとめ
- 猫の正常体温は 38~39.2℃。子猫や活動後にやや高くなるのは正常です。
- 体温が 39.4℃以上で発熱、41℃超は非常に危険で、すぐに病院へ。
- 体温が 37.5℃未満(低体温) も同様に危険で、重病・ショック・低体温の猫によく見られます。
- 耳や肉球が「熱い」ことは 発熱の判断にはできません。局所的な血流と環境温度を反映しているだけです。
- 自宅で最も正確なのは 肛門温度の測定。耳式体温計はペット専用のものを使い、誤差が大きい点に注意。
なぜ猫の体温は人より高いの?
猫は恒温動物ですが、基礎代謝が人間より速いため、正常体温はもともと私たちより1~2度高いのです。38.5℃の猫に触れた人は「どうしてこんなに熱いの」と感じますが、実はそれが健康な猫の日常なのです。
当店では宿泊中の猫の毎日の健康記録をつける際、「元気・食欲・排泄」と体温をあわせて見ています。単一の数字だけでは誤判断しやすいからです。遊び疲れた直後、日向ぼっこの後、緊張してキャリーの隅で震えている猫は、測っても数字が高めに出ることがあります。そんなときは10~15分ほど落ち着かせてから測りましょう。
どの言語で「猫の体温」を調べても、聞きたいことは同じ
中国語の「貓咪體溫」「貓咪體溫幾度正常」でも、日本語の「猫体温」でも、韓国語の「고양이 체온」でも、飼い主が知りたいのは同じ数字です:正常は38~39.2℃、発熱は39.4℃以上。たくさんの症状を覚えるより、この範囲を覚えておくほうがずっと実用的です。
肉球や耳が熱い、それで発熱と判断できる?
先に結論を言うと、手の感触だけでは判断できません。
猫の耳と肉球は重要な放熱部位で、血管が密に分布しているため、環境温度・活動の直後かどうか・日光に当たったかどうかで、はっきりと変化します。夏に窓辺で日向ぼっこをしている猫は、耳を触るとびっくりするほど熱いのに体温は完全に正常。逆に、高熱を出している猫は肉球がむしろ冷たいこともあります(末梢の血流が悪くなるため)。
これが「耳が熱い」がよく誤解される理由です。手の感触による判断の限界をもっと詳しく知りたい方は、別記事の 猫の耳が熱いのは発熱?耳温・環境から危険サインまで一気に解説 をご覧ください。環境要因を細かく分解して説明しています。
手の感触は「初期の警戒」に使えるが、他のサインとあわせて
触って異常に熱く、同時に次のような状態が見られたら、警戒を強めて体温を測りましょう:
- 元気がない、一日中丸まって動かない、隠れる
- 食欲が明らかに落ちる、まったく食べない
- 鼻が乾いて熱い(あわせて 猫の鼻が濡れているのは正常? も参照)
- 呼吸が速くなる、口を開けて喘ぐ(正常な猫が口を開けて喘ぐことはまれで、見られたら要警戒 猫が舌を出す・口を開けて喘ぐのは正常?)
- ずっと丸まった姿勢を保ち、香箱座り すら変えようとしない
自宅で猫の体温を測る完全手順
最も正確なのは肛門温度を測る方法です。怖そうに聞こえますが、素早く、準備万端で行えば、ほとんどの猫は30秒ほど我慢できます。
準備する道具
- 電子体温計(人用でOK。猫専用に1本用意しておくのがおすすめ)
- ワセリンまたは水性の潤滑剤
- バスタオル1枚(保定用)
- 手伝ってくれる2人目(1人が抱え、1人が測るとスムーズ)
手順
1. 保定:バスタオルで猫を「巻き寿司」のように包み、お尻だけ出します。暴れやひっかき傷のリスクを減らせます。
2. 潤滑:体温計の先端にワセリンを塗ります。
3. 挿入:しっぽをそっとよけ、体温計を肛門にゆっくり約1~2cm挿入します。直腸の向きに沿わせ、無理に押し込まないこと。
4. 待つ:電子体温計なら約10~30秒でピッと鳴るので、数字を読み取ります。
5. 記録:時間と数字を記録しておくと、異常時に獣医へ報告しやすくなります。
6. 消毒:使い終わったら必ずアルコールで消毒し、猫専用として固定しましょう。
> ちょっとした注意:猫がとても嫌がる、あるいは傷つけそうで怖いなら無理をしないこと。強行して生じるストレスやケガは、病院にもう一度足を運ぶよりずっと厄介です。
耳式体温計は使える?
使えますが、必ずペット専用の耳式体温計を使ってください。人用は角度やプローブが猫の耳道に合わず、誤差が大きくなります。ペット専用でも、耳垢や耳道の湾曲が測定値に影響し、肛門温度より0.3~0.5℃低く出るのが一般的です。耳式体温計は「日常の傾向を追う」のに向いており、発熱を確定するにはやはり肛門温度を基準にしましょう。
あなたの測った数字の読み方
| 体温の範囲 | 判定 | おすすめ対応 |
|---|---|---|
| 37.5℃未満 | 低体温、危険 | 保温してすぐ受診 |
| 38~39.2℃ | 正常 | 観察でOK |
| 39.3~39.4℃ | やや高い | 休ませてから再測定 |
| 39.4~41℃ | 発熱 | 元気・食欲を観察、続くなら受診 |
| 41℃超 | 非常に危険 | すぐに病院へ |
発熱を測ったからといって必ず救急に駆け込む必要はありませんが、24時間以上下がらない、または食べない・飲まない・嘔吐・下痢・呼吸が速い・ぐったりしているを伴う場合は、もう待たないでください。解熱や対処をより体系的に理解したい方は、シリーズの本編 猫が発熱したらどうする?正常体温・測り方・危険サインを一気に解説 をご覧ください。
猫が発熱するよくある原因
- 感染:ウイルス・細菌・真菌のいずれも発熱を引き起こす可能性があります(猫が人の風邪をうつされることはあまりありません。詳細は 人の風邪は猫にうつる?)
- 熱中症や環境の過熱:これは「体温が高い」だけで感染性の発熱ではありません。夏は特に注意が必要です。参照:猫は暑さに弱い?耐えられる温度と熱中症の警告サイン
- 炎症や膿瘍:ケンカで噛まれた後によく見られます
- ワクチン後の一時的な反応:通常1~2日以内に治まります
熱中症による高体温と感染による発熱では、対処法がまったく異なります——熱中症はまず体温を下げること(涼しい場所・風通し・体を濡らして冷やす)が必要で、感染は病院で原因を突き止める必要があります。見分けるカギは「そのときの環境がとても暑かったか」と「喘いでいるか・低体温になる傾向があるか」です。
普段から猫の体温と健康を安定させるには
体温を安定させるうえで最も基本なのは、環境温度の管理と十分な水分補給です。夏は室温を26~28℃に保ち、猫がいつでも涼しい場所ときれいな水にアクセスできるようにしましょう。水を十分に飲まない猫は多く、流れる水源を使って飲む意欲を高めるのも一案です(選び方のポイントは 猫の給水器おすすめ)。腎臓の健康にも役立ちます。
遠出をする予定で、留守中に誰も猫の様子を見られないのが心配なら、毎日の健康記録をつけてくれる専門施設に預けると、ずっと安心です——板橋の猫の宿泊 では、宿泊する一匹一匹の元気・食欲・活動状態を観察し、異常を見つけたらすぐ飼い主さんにお知らせしています。宿泊のご希望があれば、直接 宿泊予約 もどうぞ。
よくある質問
猫の体温は何度なら正常で、何度で発熱?
正常体温は38~39.2℃、39.4℃以上で発熱、41℃を超えると非常に危険ですぐに受診が必要です。37.5℃未満は低体温で、これも同様に危険です。
猫の耳や肉球が熱いと発熱ということ?
必ずしもそうではありません。耳や肉球は放熱部位で、環境や活動によって温度が変わるため、触って熱くても発熱とはかぎりません。確認するには必ず体温計で肛門温度を測り、元気や食欲とあわせて判断しましょう。
体温計がないとき、猫が発熱しているかどうか判断するには?
食欲が落ちていないか、元気がないか、隠れて動かないか、鼻が乾いて熱くないか、呼吸が速くなっていないかを観察しましょう。これらのサインが同時に見られたら、なるべく早く体温を測るか受診をおすすめします。手の感触はあくまで初期の警戒程度です。
猫の肛門温度を測るとケガをさせない?
動作をやさしく、潤滑をして、きちんと保定すれば、たいていケガはしません。猫が極端に嫌がり、激しく暴れる場合は無理に行わず、ペット用の耳式体温計に切り替えるか、直接病院で獣医に手伝ってもらいましょう。
猫が発熱したら自分で解熱剤を飲ませていい?
絶対にダメです。人用の解熱剤(アセトアミノフェン/カロナール、アスピリンなど)は猫に強い毒性があり、命にかかわることもあります。発熱は必ず獣医が原因を診断したうえで投薬してもらいましょう。
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*本記事は猫後苑編集部が執筆しました。文中のアドバイスは一般的なケアの参考であり、猫の体温に異常があり、元気や食欲の変化を伴う場合は、できるだけ早く専門の獣医にご相談ください。*
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