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猫は暑がり?熱中症の兆候・舌を出して呼吸する意味と夏の暑さ対策完全ガイド

CatGarden編集部公開 2026/07/06
猫の熱中症夏のケア猫の健康
猫は暑がり?熱中症の兆候・舌を出して呼吸する意味と夏の暑さ対策完全ガイド

猫は確かに暑さに弱い動物で、しかも多くの飼い主さんが思っている以上に暑さに弱いのです。猫の汗腺はほぼ足の裏の肉球にしかなく、主に毛づくろいをしたり涼しい場所を探したりして体温を下げています。ですから環境が暑すぎて風通しも悪いと、熱によるダメージが蓄積しやすく、熱中症になることもあります。

ですから「猫は暑がりなの?」という問いへの答えははっきりしています。ええ、暑がりです。しかも台湾の7〜8月の蒸し暑さこそが高リスクの時期なのです。私たち猫後苑のホテルでは、夏に最も気を配っているのが預かっている猫一頭一頭の呼吸と活動の様子です。以下では第一線での観察と暑さ対策の方法をたっぷりお伝えします。

猫は暑がりなの?まずは体温を下げる仕組みを理解しよう

多くの人は猫も犬のようにハアハアと呼吸して体温を下げると思っていますが、実はそうではありません。健康な猫は通常の状態ではほとんど口を開けて呼吸することはありません。猫が体温を下げる主な方法は次のとおりです。

  • 足の裏の肉球からの発汗(面積がとても小さく効率は限られる)
  • 毛づくろいにより唾液の蒸発で熱を奪う
  • 自ら涼しい場所へ移動して寝そべる
  • 極端なときにだけ口を開けて呼吸する

このように体温を下げる手段が少ないため、室温が猫の限界を超えると、体温は思っている以上に速く上がります。特に次のような猫には注意が必要です。

  • 長毛種や、厚い被毛のダブルコートの品種(ラグドール、メインクーン、ペルシャなど)
  • 鼻の短い平顔の品種(ペルシャ、エキゾチックショートヘア)は、生まれつき気道が狭め
  • 子猫、高齢猫、肥満の猫、心肺疾患や慢性疾患のある猫

もしご家庭が長毛猫なら、夏は特に毛量や毛玉のもつれに気をつけましょう。適度にすいて、こまめにブラッシングすることで体温調節を助けられます。やり方は私たちが書いた長毛猫のお世話のしかた?毎日のブラッシング・毛玉処理とトリミングのタイミングをご参照ください。

猫が舌を出して呼吸するのは正常なの?

これは夏に最も見落とされやすい警告サインです。猫が舌を出して口を開けて呼吸するのは、ほとんどの場合、正常な現象ではありません。

大丈夫かもしれないケース

  • 激しく遊んだり追いかけっこをした後に一時的に数回息をするが、数分休むと回復する
  • 極度の緊張、車に乗った直後や動物病院を受診した後の一時的な呼吸
  • 蒸し暑いときに一時的に現れ、涼しい場所へ移るとすぐに止まる

すぐに警戒すべきケース

「猫が舌を出して呼吸している」状態で、以下のいずれかに当てはまる場合は、緊急事態として対応してください。

  • 運動もしておらず暑くもないのに、数分以上続けて口を開けて呼吸している
  • 呼吸が速く浅く、お腹が明らかに力を入れて上下している
  • 舌や歯茎の色が紫・白・灰色になっている
  • 力が入らない、歩くとふらつく、よだれを垂らす、嘔吐するなどを伴う

これらは単なる暑さだけでなく、心肺の問題が関わっている可能性もあります。猫が安静時にも呼吸をし続けているなら、できるだけ早く受診すべきで、自分で様子を見すぎないようにしましょう。

猫の熱中症の兆候にはどんなものがある?

熱中症(熱疲労)は命にかかわります。私たちがホテルの引き継ぎの際にスタッフに教えているのは、この順番でチェックすることです。

初期の警告サイン:

  • タイルや浴室の床など冷たい場所にべったり寝そべり、手足を広げる
  • 明らかにだるそうになり、人を無視し、食欲が落ちる
  • わずかに口を開けて呼吸し始める

中〜重度の兆候(すぐに体温を下げて病院へ):

  • 持続的で速い呼吸、舌を出す
  • 大量のよだれ、粘り気のあるよだれ
  • 歯茎が真っ赤、または紫色
  • 嘔吐、下痢
  • 歩き方が不安定、けいれん、ぐったりする
  • 意識がもうろうとしている

熱中症が疑われるときの応急処置

1. すぐに涼しく風通しがよく冷房のある空間へ移す

2. 常温またはやや冷たい水(氷水は使わない)で足の裏、お腹、脇の下、耳の内側を濡らす

3. 扇風機を回して蒸発による放熱を促す

4. 少量の涼しい水を与えるが、無理に飲ませない

5. 体温を下げながら動物病院に連絡し、向かう

特に注意:猫を直接氷水に浸けたり氷を当てたりしないでください。急激に体温を下げると血管が収縮してかえって放熱を妨げ、ショックを引き起こすこともあります。体温を下げる目標は「安定して、緩やかに下げる」ことで、最終的には内臓に損傷がないかを獣医に評価してもらう必要があります。

夏の家庭での暑さ対策 完全ガイド(実践版)

これは私たちが夏の間ずっと猫を快適に保つための中心的な方法です。ご家庭でもそのまま実践できます。

1. 室温と換気をコントロールする

  • 外出時は完全に密閉された部屋に猫を置かない、特に西日の当たる部屋
  • 冷房は 26〜28°C に設定し、サーキュレーターと併用して空気を循環させるのがおすすめ
  • 冷房をつけないときは、少なくとも外向きの窓とドアを開けて風を通し、遮光カーテンを引いて西日を遮る

2. 涼しい休憩スポットをつくる

  • タイルの床、アルミ製のひんやりマット、ペット用クールマットを用意して猫が自分で選べるようにする
  • 猫は高い場所を好むが、夏は低い場所のほうが涼しいことが多いので、猫用ベッドを複数用意して選ばせる
  • 爪とぎや猫ベッドを直射日光の当たらない場所へ移す

3. 水分補給は必ずしっかりと

夏は脱水のリスクが最も高くなります。たくさん水を飲むことは体温調節を助け、腎臓も守ります。

4. 毛量の管理

長毛猫や厚い被毛の猫は、夏に毛の中がこもって本当に暑くなります。定期的なブラッシングは放熱に役立つだけでなく、飲み込む毛の量を減らして毛玉を吐く悩みを軽減できます。毛量が多すぎたりすでにもつれていたりする場合は、プロのトリミングを検討してもよいでしょう。ただし皮膚が見えるまで自分で剃るのはおすすめしません。剃りすぎると皮膚が保護を失い、日焼けしやすくなります。この点については猫はどれくらいの頻度でお風呂に入れる?爪切り・耳掃除とトリミングのタイミングでより詳しく説明していますので、猫後苑の猫のトリミングを予約して専門スタッフに評価してもらうのも歓迎です。

5. 間違った暑さ対策を避ける

  • ❌ 猫に氷やアイスクリームを与えない(胃腸への刺激になり、危険な成分を含む可能性も。関連記事猫が食べてはいけないもの
  • ❌ 猫を浴室に閉じ込めて冷水をかけて体温を下げようとしない
  • ❌ 車内は窓を開けていても絶対に猫を単独で残さない、わずか数分で命にかかわることがある

旅行や外出のときはどうする?

夏に遠出するとき、猫を家に単独で残すのに最も怖いのは、冷房のブレーカーが落ちたり停止したりして室内が蒸し暑くなることです。心配するくらいなら、環境を専門スタッフが監視してくれる場所に猫を預けるほうがよいでしょう。私たち猫後苑の猫ホテルでは全時間帯で温度管理を行い、毎日スタッフが猫一頭一頭の呼吸・食欲・元気の様子を観察し、異常があればすぐに対応できます。初めての宿泊の準備については初めて猫を宿泊させるときに準備するものをご覧ください。

よくある質問

猫が舌を出して呼吸するのは正常なの?

ほとんどの場合は正常ではありません。激しく遊んだ後や強い緊張の後の一時的な呼吸を除き、猫が安静時に口を開けて呼吸し続けたり、呼吸が速かったり、歯茎の色が変わったりする場合は、緊急事態とみなしてできるだけ早く受診すべきです。

猫が熱中症になったらどう応急処置する?

まず風通しがよく冷房のある涼しい場所へ移し、常温またはやや冷たい水で足の裏、お腹、耳を濡らし、扇風機を回して放熱を促し、すぐに動物病院へ向かってください。氷水で急激に体温を下げたり、無理に水を飲ませたりしてはいけません。

夏の冷房は何度に設定すれば猫は快適?

26〜28°Cがおすすめで、サーキュレーターと併用して空気を循環させれば十分です。ポイントは密閉された蒸し暑さや西日の直射を避け、猫がいつでも涼しい場所へ移動でき、水を飲めるようにしておくことです。

夏は猫の毛を全部剃ってもいい?

皮膚が見えるまで剃るのはおすすめしません。被毛には断熱や日焼け防止の機能もあり、剃りすぎるとかえって日焼けや皮膚トラブルのリスクが高まります。厚い被毛はプロのトリミングで適度にすいてもらい、こまめなブラッシングと温度管理で放熱するのがよいでしょう。

猫は氷や冷たいものを食べて体温を下げてもいい?

おすすめしません。氷菓は胃腸を刺激することがあり、人間が食べるアイスクリームには猫に有害な成分が含まれていることもよくあります。正しい方法は、十分な涼しい水、ひんやりマット、良好な換気を用意することであり、猫に氷を食べさせることではありません。

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*本記事は猫後苑編集部が執筆しています。文中は一般的なケアのアドバイスであり、猫が持続的な呼吸や意識障害などの症状を示した場合は、直ちに受診してください。*

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